えーみなさん、いきなり「週いち更新」公約を破ってしまいました。すいません。

いえね、原稿は書いていたんですけどね、サーバー移転がなんともまあトラブっちゃいましてですね。移転するだけで1週間以上かかってしまいました。日本なら秒速ですむ作業が、ここヌーヨークでは笑えるくらい時間がかかるんですなあ。移転作業中にメールは勝手に消されるし、中途半端にいじられてこのサイトも何度か「Not Found」になってるし。問い合わせても「他の部署が作業中だから、いつ復活するかわからない」ってオイ! そんなわけで、ようやく作業完了してひと安心。お騒がせしました。

▲電車がいつ来るのがわからないので、暇つぶしにホームで1枚

さて。半月住んでみた私の印象は、だんぜん日本より住みやすい! なにしろ外食しない限り、食費にほとんどお金がかからないんですわ。カフェでベーグルとコーヒーを買って1日だらだら過ごして2ドル(約220円)。財布に20ドルあったら「今日は金持ちだあ〜」なんつって、すっかり金銭感覚も変わりました。荒っぽい、冷たいと言われるヌーヨーカーも、混沌・猥雑・ルールはあってないようなもの、みたいなアジアを旅した後では皆かわいく見えるから不思議。道聞いたら教えてくれるし、信号ちゃんと守ってるし、地下鉄24時間走ってるし。ビバ、欧米的生活〜。

ところが、こと対面サービスになるとガックシするほど不便になる。たとえばアメリカで生活する場合、何をするにもソーシャルセキュリティナンバー(SSN)という番号が必要になるのだ。直訳すれば「社会保障番号」、税金を払ったり年金をもらうための番号なんだけど、どうもアメリカは戸籍がないぶんSSNがIDがわりになっている模様。これがねえ、クセ者なんですよ。外国人に対しては許可が審査が非常に厳しくなっていて、たとえ申請できたとしても、9つの窓口のうち2つしか開いてない事務所で、アホみたいにのろい事務員に呼ばれるまで長蛇の列に並ばなきゃいけない。書類でわからないことがあっても「列に並んで」。なんで質問するために2時間待たねばならんのや? 

なんとか申請しても、カードが届くまでに1ヶ月近く待たされるわけなんですが、やれ銀行で口座を作ろうとすれば「SSNは?」、電話ひこうにも「SSNないとダメ」、しまいにゃケータイ買おうにも「銀行口座がないとね」。どーせいっちゅーねんって話ですよ。特にテロ以降、セキュリティのために厳しくなっているという噂だけど、電話をひくのとテロと一体どういう関係があるんすか? あー自分はガイジンなのね〜と痛感。SSNないアキエダは今、限りなく透明な私なのであります。あ、ちなみに公式文書で外国人は英語で「エイリアン」と言います。エイリア〜ン、アキエダ〜ン。

地下鉄は時間調整のためにいきなり駅すっとばしたりするし、おつりとかすぐ間違えるし、日本では当たり前のことが、当たり前じゃないのがアメリカ。ある部分でものすごく進んでるのに、別のところはビックリするほどアナログというか退化というか。今さらながら日本人の勤勉さ・器用さを誇りに思うと共に、ささいなことで「ま〜じ〜で〜」と驚きまくる、そんな愉快な毎日でございます。

▲カフェが多いのは嬉しい。何時間いてもOK。これでコーヒーうまけりゃ文句なし